7月6日(月)日本人医学部講師による新型コロナウイルスから身を守るためのオンラインセミナー
エクセター大学医学部の神経科学者、小黒—安藤麻美博士がこの度オンラインで新型コロナウイルスから身を守るためのセミナーを開催することになりました。
知って得する基本情報から専門家だからこそ知るイギリスのコロナと戦うための貴重な情報まで、一般の方が分かり易いよう丁寧にお話して下さいます。質問コーナーも設ける予定となっておりますのでお気軽にご参加下さい。
<要旨>
初めまして、イギリスの南西部にあるエクセター大学・医学部で講師として働く、小黒―安藤麻美と申します。本来の専門は神経科学ですが、医学部で一年生の一般医学の授業も担当しております。
イギリス在住の日本人の皆様にとって、今回のコロナ禍でのロックダウンと自宅で自粛生活というのは非常に辛いものだったと思います。公衆衛生に対する感覚や文化も違う場所で、メディアからたくさんの情報が乱入する状況となり、不安が募る毎日があったかもしれません。そして5月以降、徐々にロックダウンが緩和されましたが、イギリス国内ではそれら行動制限と解除に関して様々な意見が出ております。気の緩みもあり、ソーシャルディスタンス等があやふやになりつつある今日、どのようにして自身を感染症から守っていいかと不安になる方もいらっしゃるかもしれません。私自身は公衆衛生や免疫学の専門家ではありませんが、医学部で教育に携わる者として、そういった皆様の不安を少しでも軽減できますよう、日本語での医学的知識の共有を試みたいと思っております。
そこで今回の講演では、コロナウィルスの基礎知識と共に「なぜ2メートルのソーシャルディスタンスが必要なのか」「なぜ公共交通機関でマスクが必要なのか」といった皆様のなぜ?に、科学的な根拠を踏まえてお答えしつつ、どのようにして身を守るかを交えながら、最後に最新のコロナ研究をご紹介したいと考えております。なるべく噛み砕いてお話ししますので、どうかお気軽にご参加いただけたら幸いです。皆様からのご質問も歓迎です。
<略歴>
小黒—安藤麻美 (おぐろーあんどうあさみ)
埼玉県所沢市出身。イギリス・エクセター大学医学部の神経科学者。
大学までは物理学科で理論素粒子物理学を学んでいたが、高校時代から興味のあった生物環境適応学の研究を行うため、大学院から生命科学分野へ移り、2008年に東京大学で博士号取得。博士号取得後はアメリカ・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)にて、4年ほど研究員として自閉症候補遺伝子の機能解析に取り組み、その後はユトレヒト大学医学センター(UMC Utrecht)にて3年ほど、別の自閉症候補遺伝子の研究を行った。2016年より現職に就き、小黒—安藤研究室を主催し、発達脳科学や精神疾患の研究を進めている。現在は研究活動と共に、医学部において学部学生から博士課程までの教育・学科運営業務も行っている。Canon foundation in Europeフェローシップ、笹川財団のButterfield Awardや University of Exeter education award 2020等の受賞歴あり。
<講義名> イギリスで新型コロナウィルスとどう戦うか?!〜まずは敵「SARS-CoV-2」を知ろう!〜
講師: エクセター大学医学部 神経科学者 小黒—安藤麻美博士
日時: 7月6日(月)20:45〜22:30 (講義1時間程、質疑応答30分程を予定しています)
(21時開始予定ですが予期せぬzoomの接続トラブルが発生することもありますので余裕を持って20:45にログインをお願い致します)
アプリ: zoom
参加費: £10
参加方法:
下記「問い合わせ」ボタンより
1. ご氏名漢字フルネーム
2. ご氏名ふりがな
をご記入の上、メールでお申込み下さい。その後、会費のお支払い方法等のご案内をメールでお送りしまして、入金確認後にミーティングIDをご案内致します。
主催: ロンドン水曜会事務局
協賛: HAPPY SKY BAKERY LTD. TOKYO DIRECT LIMITED.
オフィシャルパートナー: 演歌歌手 望月あかり