英国指圧協会に対する署名のお願い
指圧は日本で生まれた日本の文化です。創設者は諸説ありますが、日本人が東洋医学その他を用いて作ったものです。
英国でも指圧は教えられており、英国人の指圧師が毎年生まれています。
英国の指圧協会(Shiatsu Society)はプロの指圧師が登録するプロフェッショナル集団です。
ところがその指圧協会では、ウェブサイトその他でご覧いただけるように、笹の葉のテーマを多用しています。(http://www.shiatsusociety.org/)
また、日本で「東洋医学」と呼ばれているものは、英語の指圧の教科書では"Chinese Medicine(中国医学)" と呼ばれています。
それもそのはず、英国では中国と日本の違いについてあまり普通の学校では教えていないようで、日本が中国の一部だと思っている英国人も、多数います。
笹の葉のテーマを指圧協会が使っているというのも、その教育の影響だと思われます。
その上、一部の指圧学校では、チゴン(中国の気功)を指圧と一緒に教えており、「気」は"Ki" と呼ばれず、"Qi(チ)"と呼ばれています。
日本で生まれ育った日本語のわかる人ならお分かりのように、日本での気と中国での気は、使われ方が違います。
日本では、気を遣う、気がひける、気が強い、など、気を遣う文化があり、それが日本人の対人関係に大きな影響を及ぼしています。
また、日本が中国の一部であったことはこれまで一度もありません。
しかし、英国では、まるで日本でも中国でもどちらでもいいというような、なげやりなやり方で指圧が教えられています。
指圧協会の笹の葉は、その象徴です。
皆さん思い出して頂きたい。西洋人で空手や柔道などを習っている人は、日本と中国の違いがわかります。
それができないのは指圧師だけです。私はそれはとても不名誉なことであるし、彼らからは日本と中国へのリスペクトを全く感じません。
私は、英国で指圧の学校へ行った者として、いろんな指圧師を見てきましたが、これができる英国人指圧師の人はほんの一握りです。
どうぞ皆さん、私に賛同して署名して頂けたら、私は日本人と日本の文化がわかる人たちの意思として、英国指圧協会にこの署名を届けます。
どうぞよろしくお願いいたします。
同時に以下の点をアチーブする為に活動してゆきます。
1. 英国の指圧学校で中国式の気功(Qi-gong)は教えないこと。
2. メンバーに向けて日本の「わびさび」文化を教える
3. メンバーがリーフレットや名刺を作るときに中国のデザインと混同しないよう、日本のデザインと中国のデザインの違いを教える
4. 気は「キ」で統一、中国式の「チ」と読まない
5. メンバーに向けて、日本の気遣い文化を教える。「気」という単語が使われるのは「お元気ですか」の一文だけではない。気は日本にしかない気文化のなかで使われている。それと指圧の気は間接的に関連している(「気が強い」「気が弱い」など)ので、日本人の気に対する理解は早い。
6. 「中国伝統医学」は「東洋医学」の間違い。これらの医学は中国だけで発達したものではなく、日本で発達した漢方も含まれている。我々は指圧協会でのマテリアルの記述で "Traditional Chinese Medicine" を "Eastern Medicine" に変えることを要求する
これらのポイントは何年も前に指圧協会に提案しましたが、無視されました。